「英検のスコアを利用して受験資格を得ることができ、東京理科大学に合格しました。」
「英検準1級を目標に勉強したことで、大学受験でも英語に自信を持って取り組めました。」
前回の記事では、「中学卒業までに英検準2級プラスを取得するメリットと印西英語の森JIJIでの実践例」についてご紹介しました。
高校卒業までに英検準1級を目指すことは、大学受験だけでなく、その先の留学や仕事まで見据えた英語力を身につけるための大きな目標になります。
もちろん、高校卒業までに英検準1級へ到達することは簡単ではありません。
しかし、中学生で英検準2級プラスを取得する場合と同様に、
- 週1回のレッスン
- 英語日記によるライティング
- スキマ時間を活用した単語・リーディング・リスニング学習
を日々の生活へ自然に組み込んでいけば、高校卒業までに英検準1級を目指すことは十分可能です。
英検準1級はどんなレベル?
英検準1級は、大学中級レベルともいわれる資格です。
語彙数は約8,000語が目安となり、社会問題や環境問題、教育、科学など幅広いテーマについて英語で理解し、自分の考えを表現する力が求められます。
リーディング・リスニングだけでなく、ライティングやスピーキングでも高い英語運用能力が必要です。
高校英語を土台としながら、その先の大学生活や社会で英語を使うための橋渡しとなるレベルといえるでしょう。
英検準1級を高校生で取得するメリット
高校生のうちに英検準1級レベルへ到達すると、その後の人生の選択肢は大きく広がります。
まず、大学受験では外部英語試験として活用できる大学が数多くあります。
大学によって制度は異なりますが、
- 出願資格として利用できる
- 英語試験が免除される
- 得点換算・加点される
などのメリットがあります。
実際、当教室でも英検のスコアを利用して受験資格を得て、東京理科大学へ合格した生徒がいます。
その生徒は英検の学習を続けたことで、CEFRで大学受験で必要なスコアを取得し、大学受験に合格することができました。
また、大学へ進学すると、英語によるプレゼンテーションやディスカッションを経験する機会が増えていきます。
高校までの英語学習はインプットが中心ですが、大学ではアウトプットが中心へと変わります。
さらに留学を経験すれば、英語は試験のための勉強ではなく、世界中の人とコミュニケーションを取るための道具になります。
私自身も外国語学部で学び、留学を経験しました。
現在は英語を教える仕事をしていますが、大学時代の友人の中には毎年海外旅行を楽しんでいる人や、仕事で日常的に英語を使っている人も少なくありません。
彼らに共通しているのは、大学入学前後で4技能をバランスよく伸ばし、「英語を学ぶ段階」から「英語を使う段階」へ自然に移行していたことです。
高校卒業までに英検準1級を目指すことは、その土台づくりとして非常に大きな意味があると私は考えています。
英検準1級は大学受験でどのくらい有利?
近年、多くの大学で英検などの外部英語試験を活用する入試方式が採用されています。
大学によって利用方法は異なりますが、出願資格や得点換算、加点などに利用されるケースがあります。
特に理系大学を目指す場合は、高校3年生で数学や理科へ学習時間を集中させたいところです。
そのため、高校2年生までに英検準1級、あるいは志望大学が求めるCEFRスコアを取得しておくことができれば、受験全体を有利に進めやすくなります。
もちろん、英検だけで大学へ合格できるわけではありません。
しかし、英語を早い段階で仕上げることは、受験全体を考えたときに大きなアドバンテージになります。
英検準1級に合格するための学習時間の目安
英検準1級は、一夜漬けで合格できる試験ではありません。
一般的には、英検2級合格後から300〜500時間程度の学習が必要といわれています。
もちろん個人差はありますが、私の教室では「毎日少しずつ続けること」を何よりも大切にしています。
例えば、
- 英単語 15〜20分
- リーディング 20分
- リスニング 20分
- 英語日記 10〜15分
このような学習を毎日の生活へ自然に組み込みます。
教室ではライティング添削や面接練習など、一人では難しい部分を重点的に指導し、ご家庭ではインプット学習を継続していただきます。
この役割分担を長期間続けることが、高校卒業までに英検準1級を目指す最も現実的な方法だと考えています。
教室で小学生から始めた場合のモデルケース
高校1年までに英検2級
(教室で小学生からレッスンをはじめ、中学までに英検準2級プラスに受かるまでのケースはこちらから)
高校生になってからも、基本的な学習方法は変わりません。
ただし、2級になると二次試験の難易度が上がるため、教室で面接練習を行う回数を増やします。
英検2級の面接には一定のパターンがあります。
過去問演習を繰り返し、英語日記やライティング練習を継続していけば、スピーキングでも高得点を狙えるようになります。
高校2〜3年までに英検準1級
ここからが本当の勝負です。
英検準1級では約8,000語の語彙力が必要となり、4技能すべてのレベルが一段上がります。
そのため、鍵になるのは「毎日の習慣」です。
基本的には教室へ通うのは週1回でも構いません。ただ、夏休みなどの夏期講習で一定の回数を増やす必要はあるでしょう。
教室ではライティング添削や面接対策を中心に行い、単語・リーディング・リスニングは家庭学習や通学時間などを利用して積み重ねていきます。
長年英検学習を続けてきた生徒は、勉強方法そのものは身についています。
あとはホームワークの負荷を少しずつ増やしていくだけです。
ジムで少しずつ重量を上げていくトレーニングと同じ考え方です。
近年は学校英語のレベルも以前より高くなり、高校生のうちから英検準1級へ挑戦する生徒も増えており、10年前
に比べ、8倍にも増えているそうです。
英検準1級は、特別な一部の人だけが目指す資格ではなく、計画的に学習を積み重ねれば十分に到達を目指せる資格になっています。
まとめ
英検準1級は、大学受験のためだけの資格ではありません。
大学では英語で議論し、留学では世界中の人と交流し、社会に出れば英語を使って仕事をする機会もあります。
つまり、高校卒業までの英検準1級は、「英語を学ぶ段階」から「英語を使う段階」へ進むための一つの通過点です。
英語という武器を手に入れ、進学や留学、ひいては将来への選択肢を広げてほしいと思います。


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